寝る間をしっかりと確保することは非常に重要だ。それによって日中のパフォーマンスが向上し、生活全体を豊かなものにしてくれる。睡眠不足は集中力の低下を招くだけではなく、健康を害する原因にもなる。眠ると言うことはそれだけ大切なことなのだ。

 しかし、時間に追われる現代人にとって、睡眠不足はもはや当たり前になっている。この状態を改善するには、意識的に眠る時間を作ることが重要になってくる。まず、仕事を可能な限り早めに切り上げる努力が必要だろう。いつまでも仕事をしていると時間を区切ることができず、脳がリラックスモードに入るのが遅れてしまう。短期の残業が続くくらいならまだいいが、残業するのがもはや当たり前になっているのなら、仕事のやり方や習慣から見直すようにしよう。

 消灯時間を早めるといった習慣を作ることも有効だ。11時に寝ると決めたら、もうその時間に電気を消すようにする。いつまでもテレビを見たりパソコンを点けていると、どんどん時間が経っていくので、区切りをつける意味でも消灯時間を決めることは有効だ。同居している家族がいるなら、何時に寝ると宣言しておくのもいいだろう。

 最後に、やらなければならないことを早め早めに終わらせておくことも意識したいポイントだ。明日の仕事の準備や夕飯の片づけなどはついつい後回しにしがちだが、気付いたときに手早く終わらせておけばそれだけ早くベッドに入れる。このような工夫をすれば、今より睡眠時間を得ることができるのではないだろうか?